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沖縄県 首里城公園
約50年にわたって栄えた琉球王国の中枢にして国王の居城。
13世紀末から14世紀中ごろに創建されたといわれ、中国、日本、琉球の
3国の建築様式を取り入れた独特の造りが特徴。
1945年の沖縄戦で焼失したが、18世紀以降の形をモデルに復元された。
守礼門
赤瓦が目を引くこの門は、見学者が最初にくぐる首里城への玄関口。
1527~55年の第二尚氏四代目・尚清王代に創建され、2千円札の絵柄でも有名。
園比屋武御嶽石門(世界遺産)
琉球の信仰における聖地でもある御嶽を拝礼するために造られた礼拝所。
琉球の石造建築物の代表的なもので、当時は琉球国王が外出する際にここで
安全祈願を行ったといわれる。
歓会門
首里城内へ入る第一の正門。歓迎を意味する「歓会」の名がつけられ、
別名「あまえ御門」。「あまえとは」とは琉球言葉で”喜ばしいこと”を指す。
瑞泉門
双璧の門の上に直接やぐらを乗せたこの門は、1470年ごろの創建。
1933年に国宝に指定されたが戦火で全焼し、1992年に復元された。
漏刻門
時を知らせる門で、創建は15世紀ごろ、第一尚氏の頃に築かれた。
淑順門
国王や家族の暮らす御内源へ通じる表門。2010年に復元された。
右掖門
国王の親族や女官の生活の場であった正殿東側のエリアへと通じる門。
創建は15世紀ごろ。2000年に復元された。
広福門
広福とは”福を行き渡らせる”という意味。別名「長御門」ともいい、建物
そのものが門の機能を持つという首里城の特徴的な城門。
現在は券売所などに利用されている。
奉神門
正殿のある御庭へ至る最後の門。3つの入口が設けられ、向かって左は
薬や茶、たばこなどの出納を行う部屋「納殿」、右は城内の儀式の際に
使われた「君誇」。
久慶門
「喜(よろこ)び誇(ほこ)るの意である、別名”「ほこり御門」。
歓会門が正門であるのに対し、ここは通用門で女性が利用したといわれている。
国王が寺院を参詣したり地方へ行幸するときなどにも使用された。
首里森御嶽
城内に10か所あったといわれる、神が降臨する聖地・御嶽。
首里森は首里城の別称で、古くから琉球の神話や歴史書に登場する。
正殿
首里城の中枢となる建物で、1階は国王が政治や儀式を執り行う場、2階は国王と
親族・女官らが儀式を行う場だった。中国と日本両方の文化の影響を受けながら
築き上げた独自文化の結晶であり、沖縄最大の木造建築。
「琉球王国のグスク及び関連遺産群」(世界遺産・2000年登録)
(説明文はガイドブックから転載)