沖縄県・首里城正殿
首里城
創建は13~14世紀とされる。琉球王国時代、国王の居城であるとともに政治や
外交の中枢を担っていた。
沖縄戦で全焼したが、戦後に復元が始まり、現在までに18世紀頃の建物がモデルと
なった正殿をはじめ、約6割が復元されている。
正殿
首里城の中枢となる建物で、1階は国王が政治や儀式を執り行う場、2階は国王と
親族・女官らが儀式を行う場だった。中国と日本両方の文化の影響を受けながら
築き上げた独自文化の結晶であり、沖縄最大の木造建築。
御差床
正殿内部で最も豪華な装飾が施された玉座。
1F・下庫理
主に国王自ら政治や儀式、年中行事を執り行った場所。中央の御差床に国王が鎮座し
、その前に諸官らが集まり会議などを行った。
御庭
正殿前に広がる中庭広場.。年間を通じてさまざまな儀式が行われた重要な場所。
書院・鎖之間
書院は国王の執務室で、隣接する鎖之間は王子が客人を接待した部屋。
奥書院
国王が利用した休憩所。部屋の東側に苅銘御獄、南側には美しく整備された庭園がある。
南殿・番所
向かって右側は、首里城へ登城してきた人々の取次ぎを行う場所。左側2階建ての
南殿は、薩摩の使者を歓待する儀式が行われた場所。
北殿
琉球王国の中央省庁として機能するほか、、冊封使を歓迎する迎賓館としての役割も
果たしていた。
平成12年(2000年)に開催された沖縄サミットでも利用された。
現在は首里城のミュージアムとして利用されている。

琉球王国のグスク及び関連遺産群(世界遺産・2000年)
(説明文はガイドブックから転載しました)
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