奈良市 唐招提寺
∽∽貴重な天平建築が並び立つ、鑑真さんのお寺∽∽
律宗総本山。唐の高僧・鑑真和上が天平宝字3年(759)に戒律を学ぶ道場として創建。
大火などに見舞われることもなかったため、緑豊かな境内には、
奈良時代(710~794)に建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える貴重な伽藍となっている。
また、国宝・重要文化財の仏像が多数残されている。
(堂内は撮影禁止のため、仏像の写真はありません。)
南大門
昭和35年(1960)に天平様式で再建されたもので、五間の中央に三扉とする、切妻造りの建物。
孝謙天皇の御宸筆の扁額・「唐招提寺」は複製で、実物は講堂内に収蔵されている。
金堂 国宝
鑑真没後の8世紀後半に、弟子たちが建立。現存する奈良時代の最大の建物で、
当時の本格的な金堂のただひとつの遺構。堂内に並ぶ本尊の慮舎那仏座像、
千手観音立像、薬師如来立像の3体の巨像は、いずれも国宝に指定されている。
講堂 国宝
平城宮の東朝集殿という建物を移設して、仏殿に改めたもの。
奈良時代の宮殿建築の唯一の遺構という貴重な建物。
堂内には鎌倉時代の本尊弥勒如来坐像をはじめ、多数の仏像を安置している。
経蔵 国宝
奈良時代(710~794)、校倉・寄棟造・本瓦葺
唐招提寺創建以前の新田部親王邸の米倉を改造したものといわれ、
唐招提寺で最も古い建造物であり、東大寺正倉院の正倉よりも古く、
日本最古の校倉造建築である。
宝蔵 国宝
奈良時代、校倉・寄棟造・本瓦葺
唐招提寺創建にあわせて建立されたといわれ、経蔵より一回り大きいその堂々たる姿は、
校倉の典型といえる。
礼堂 重要文化財
鎌倉時代(1185~1338) 木造 入母屋造 本瓦葺
礼堂は、隣の鼓楼に安置された仏舎利を礼拝するための堂で、
内部に釈迦如来立像(重要文化財)、日供舎利塔(重要文化財)を安置している。
鼓楼 国宝
仁治元年(1240年)に建造。
この建物は鼓楼と呼ばれるものの、太鼓が置かれていた訳ではなく、その一階は鑑真が
唐より持参した仏舎利を安置する舎利殿として、また二階は経蔵として利用されていた。
御影堂 重要文化財
もとは、興福寺の別当坊だった一乗院宸殿の遺構で、明治以降は県庁や奈良地方裁判所
の庁舎として使われたものを昭和39年(1964)移築復元したもの。
現在は、鑑真和上坐像(国宝)が奉安されており、昭和46年から57年にかけて東山魁夷画伯
の鑑真和上坐像厨子扉絵、ふすま絵、障壁画が収められている。
御影堂の玄関は、銅葺き、白壁の格式高い造り。
(本殿は平成大修理中で写真はありません)
鑑真和上御廟
境内北東の静かな場所にある鑑真和上のお墓。
緑に囲まれた円形土壇上に、宝篋印塔が立つ。
奈良時代の高僧の墓所が明らかなのは非常に珍しい。
鑑真和上 (688~763年)
唐の有名な高僧で、聖武天皇に招かれ来日を決意、海難などで渡航に5度失敗したが、
天平宝字5年(753)、65歳にして来日を果たし、天皇をはじめとする多くの人に授戒を行った。
(説明文はガイドブックから転載)
古都奈良の文化財(世界文化遺産・1998年登録)
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