奈良市 春日大社
∽∽千古の森に朱塗りの美しい社殿が立ち並ぶ∽∽
全国に約3000社あるという春日神社の総本山。
710年、平城京遷都の際、常陸国(茨城県)の鹿島神宮から武甕槌命様を勧誘し、
都の守り神としたのが始まり。以後、皇室から庶民まで幅広く信仰されてきた。
参道
一之鳥居から二之鳥居を経由して約1300mにわたって森の中に続く参道。
参道などには約2000基の石燈籠が立ち並ぶ。石燈籠は有名無名の人々
が寄進したもので、春日大社がいかに広く信仰されてきたかがわかる。
南門 重要文化財
本社の正門、永徳2年(1382)の大火後に再建。高さ約12mの優美な2階建て
の門で左右に回廊がのびる。
中門・御廊 重要文化財
本殿のすぐ前に立つ、高さ約10mの楼門。その左右に延びる細長い建物が御廊。
現在の建物は江戸時代初期の造替ながら、古様式を残す。今回の式年造替では
屋根の吹き替え、朱の塗り替えなどが行われ、2015年3月に竣工した。
回廊 重要文化財
本殿などが立ち並ぶ春日大社の中心部を取り囲む、朱塗りの美しい廊下。
隙間なく吊るされた釣燈籠が風情豊か。春日大社には沢山あることで有名で、
平安時代から現在まで奉納された約1000基の釣燈籠があり、歴史上の有名人
が寄進したものも多い。
御本殿 国宝
春日造の4棟が並んでおり、第1殿からそれぞれ武甕槌命、経津主命、
天児屋根命、比売神を祀る。
(撮影禁止のため、写真はありません)
御蓋山浮雲峰遥拝所
社殿の東にそびえる御蓋山の頂上・浮雲峰の遥拝所。式年造替記念で新設された。
宝庫 重要文化財
大同2年(807)の創建と伝えられ、春日祭の時に御本殿をお飾りする御神宝が
納められている
藤浪之屋 重要文化財
北回廊の東角あたりで、かつては神職の詰め所。現在は幽玄の世界である万燈籠
の雰囲気を体験できるように、燈籠が揺らめく空間に改装されている。
(説明文はガイドブックから転載)
古都奈良の文化財(世界文化遺産・1998年登録)
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