愛媛県 新居浜市 別子銅山 マイントピア別子 端出場ゾーン
別子銅山・端出場ゾーンは、新居浜市内の中心から車で約15分、名勝「別子ライン」
沿いの「端出場(ハデバ)」という所にある新居浜市を代表する観光施設です。
ここ端出場は、別子銅山の最後の採鉱本部が置かれたかつての
採鉱の拠点で、周辺には打除(ウチヨケ)社宅や鹿森(シカモリ)社宅が整備され、
鉱山で働く人々の生活の拠点でもありました。
鉱山鉄道
観光坑道までは鉱山鉄道に乗っていきます。別子銅山では、明治26年(1893年)、
日本では最初の山岳鉱山鉄道が導入され、山中の角石原(海抜約1100m)
から石ヶ山丈(海抜約850m)まで延長約5.5kmを結び、輸送の近代化が
図られました。この電車は、当時の蒸気機関車を82%に縮小したものです。
鉱山鉄道延長410mの区間にある鉄橋は、平成21年に国の登録有形文化財に
指定された産業遺産です。
観光坑道
観光坑道は、別子銅山の旧火薬庫を利用した坑道です。江戸時代の様子を再現
した「江戸ゾーン」、別子銅山の近代史を学べる「近代ゾーン」ほか
端出場鉄橋(登録有形文化財)
「足谷川橋梁」、「打除鉄橋」とも呼ばれています。明治26年(1893)の別子銅山
鉄道下部線の開通にあわせて架けられました。
部材はドイツのハーコート社で作られ輸入されたもので、この種の橋は国内では
ほとんど現存していません。
第四通洞
大正4年完成の長さ4.6kmもある坑道です。銅鉱石や機械等の運搬に、別子銅山
の大動脈として、閉山まで重要な役割をはたしました。
旧端出場水力発電所(登録有形文化財)
明治45年1912)完成。当時としては東洋一の落差(595m)を利用して発電が行わ
れたました(国内最大級の3000kw)。中には、ドイツのシーメンス社製発電機、フォイト
社製のベルトン社製のベルトン水車などが、当時の姿のまま残されています。(非公開)

(説明文はガイドブックほかから転載させていただきました)
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