愛媛県 新居浜市 別子銅山跡 マイントピア別子 東平ゾーン
標高750mの山中にある東平は、大正5年から昭和5年までの間、新居浜市・別子銅山
の採鉱本部が置かれていた場所で、銅山関連施設をはじめ社宅・小学校・娯楽場・病院
などの生活施設が整備され、当時は約3800人が暮らしていました。
当時の施設の多くは取り壊され、植林によって自然に還っていますが、貯鉱庫、索道基地
、保安本部などの鉱山関連施設の一部が風化の痕跡を残しつつ現存し、中でも重厚な
花崗岩造りの索道基地跡の石積みは、東平の産業遺産観光の目玉となっています。
(天空のまち・「東洋のマチュチピュ」とも呼ばれています)
索道基地・貯鉱庫跡
東平にある第三通洞から搬出された鉱石は、電気鉄道により、選鉱場へ運ばれました。
選鉱場で鉱石と岩石に選別された後、鉱石は貯鉱庫に貯められ、順次索道で黒石駅へ
下ろされました。
インクライン跡
インクラインは傾斜面や勾配を意味する言葉です。現在220段の階段として整備された
この場所には、当時、端出場から索道を通じて運搬された物資を索道基地で受け、更に高
地にある電車ホームへ運ぶための施設(ケーブルカーのようなもの)が整備されていました。
小マンプ

マンプは坑道のことを「間符(マプ)」と呼ばれていたところからきています。現在は、当時の
鉱山関連機器が展示されています。
東平歴史資料館
東平の歴史や往時の生活文化をジオラマ、地形模型、写真、映像などにより紹介し、銅に
係わる製品や鉱石なども展示されています。
旧保安本部(マイン工房)
保安本部が置かれていたレンガ造りの貴重な産業遺産を活用したもので、銅版レリーフ
などを遊び心で体験し、手作りの楽しさを味わうことのできる工房です。
(説明文はマイントピア別子のパンフレットから転載させていただきました)
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