ギリシア共和国 クレタ島
(エーゲ海クルーズ3日目の寄港地)
クレタ島
ギリシア最南端のクレタ島は、ギリシア本土から約160km南に離れた地中海東部に
位置し、島の南約300kmはアフリカ大陸。
ギリシアで最大の島、面積約8300k㎡(兵庫県とほぼ同じ大きさ)。人口約50万人。
ヨーロッパ最古のミノア文明(全盛期:紀元前2000年~紀元前1400年頃)を生み、
古代ローマ帝国の統治(紀元前27年~)、ヴェネチア共和国の統治(1204~1574年)、
オスマン帝国の統治(1645~1913年)、第二次世界大戦中のイギリス軍の
進駐(1941年)、ギリシア本土の軍事クーデター(1967年)を経て、ギリシア共和国の
観光・貿易の主要な領土となっている。
トルコと黒海への物流を握るには不可欠の位置にあることから、近年ではクレタ島を
コンテナ物流のハブにする計画が、ギリシアならびに中国政府の手によって進行中とか。
イラクリオン
クレタ島北部に位置するイラクリオンは、クレタ島の首府で、エーゲ海に面した港湾都市。
人口約17万。温暖な気候で、歴史的建造物なども多く、エーゲ海観光でも人気の高い街。
イクライオンの旧港
港内にはカラフルな漁船と大小のヨットが所狭しと係留されており、港に面して軽食や
カフェの店が並んでいる。
ヴェネチアの砦
ヴェネチア時代に、オスマン帝国の侵入に備えて十数年の工事期間を経て、1540年に完成。
モロシニの噴水

17世紀初め、ヴェネチアの提督、フランチェスコ・ヴェニゼルによって設置された。
イルカやギリシャ神話に登場するニンフなどが精緻に彫り込まれ、その上部には
ヴェネチア、サンマルコを象徴する翼のあるライオンの像。

ローマ時代の建物(市役所)
ローマ時代からイラクリオンの中心部にある建物。
この建物の中央部には、ヴェネチア風の正面吹き抜けのロビーがあり、社交場として
ヴェネチア時代に造られた。(現イラクリオンの市役所)
アギオス・ティトス教会
旧市街のメイン・ストリート、8月25日通りに面したギリシア正教の教会。
(ギリシア共和国の主要宗教は、アテネに大主教座を置くギリシア正教会であるが、
クレタ島だけは同じ正教会でもトルコのイスタンブールにあるコンスタンディヌ
ーポリ総主教庁の管理下にある)
考古学博物館
クレタ島にある遺跡からの出土品を見ることができる唯一の博物館。
クレタ島に起こったミノア文明の遺産のほとんどが収蔵されている。
クノッソス宮殿の壁画を修復したものや、ミノア時代の宮廷で生活する婦人を描いた
フレスコ画など、貴重な展示品が多い。
(ガイドブックより)
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