ギリシア共和国 アテネ アクロポリスの丘
アテネ
アテネは、ギリシア神話にでてくる知恵の女神アテナの名にちなんで付けられたもの。
偉大なアクロポリスの遺跡に代表される、世界で最も古い歴史を持つ町。
ギリシア共和国の首都で同国最大の都市。人口:約307万人(2012年)
アクロポリスの丘
アテネのシンボル、パルテノン神殿を擁する古代遺跡。
アテネ市内を見下ろす、標高150mの小高い丘の上に位置する。
古代に神殿が建てられた聖城として、また都市国家(ポリス)防衛の要塞としての役割
を果たしてきたところ。
ヘロド・アティクス音楽堂
アテネの大富豪 ヘロド・アクティスが建造し。161年にアテネ市に寄付したもの。
舞台の幅は左右約35m、それを囲む観客席は32段で5000人を収容するローマ
様式の音楽堂。現在の観客席は1951年に修復。
アテナ・ニケ神殿
紀元前427年〜424年にペルシャ戦争の勝利を記念して建造されたもので、パルテ
ノン建設にも参加したカリクティスの設計。
前門
プロピレア(聖城への入口の意)と呼ばれる、アクロポリスへの入口。紀元前6世紀
に建てられたが、ペルシャ軍の侵略により破壊され、紀元前5世紀に再建された。
アテナ古神殿
現在のパルテノン神殿より前に建てられていた神殿。古代の神殿は紀元前6世紀
ごろに建てられ、紀元前5世紀前半に全てペルシャ人によって破壊されてしまった。
エレクティオン神殿
パルテノン神殿の北側に立つ。アクロポリスの中でも最も神聖な場所とされ、多くの
神々の家であり、伝説上の王たちの墓でもあった。完成は紀元前406年。
女神柱(カリアテッド)は、レプリカで本物は5体がアテネ・アクロポリス博物館に、
残り1体が大英博物館に展示されている。
パルテノン神殿
アテネの守護神アテナ女神を祀ったもので、紀元前447年に着工し、装飾にいたる
全てが完成したのは紀元前432年のこと。
白い大理石の神殿の大きさは、幅約31m、奥行き約70m、柱の高さ約10m。
前後に8本ずつ、側面に17本ずつ、計46本の柱に囲まれてる。
屋根の最上部から地面までの高さと建物の幅の比率が1対1.68の黄金比になっ
ており、建物を美しく見せるための高度な技法が用いられている。
ギリシア文化・観光庁は、パルテノン神殿の部分的な破壊の修正や保全など、後世
に伝えるための再建計画を実行している。
展望台
アクロポリスの東端に位置し、市街を一望できる場所。国旗掲揚台になっており、
ギリシアの国旗が翻る。
ブーレェ門
丘の西端にある古代ではアクロポリスの入口として使われていた門。
2〜4世紀のローマ時代の建造物。
リカヴィトスの丘
アテネの中心部にある最も高い丘で、標高277mの岩山。頂上には教会のほか
レストランやカフェもある。
(ガイドブックから抜粋・掲載)
アテネのアクロポリス(文化遺産・1978年登録)
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