スライドショー・カンボジア・車窓(シェムリアップ〜アンコール遺跡群) デジカメ写真

カンボジア王国 車窓(シェムリアップ〜アンコール遺跡群)
カンボジア王国
 インドシナ半島の中央に位置するカンボジアは、ベトナム、タイ、ラオスに
隣接する人口:約1525万人(2012年)、面積:約18万平方キロメートル
(日本の約2分の1弱)の王国。
現在は東南アジア大陸部で最も小さい国だが、9世紀から15世紀前半
にはアンコール王朝として栄え、最盛期の13世紀前半には、インドシナ
半島全域にその勢力を広げていた。今では、シェムリアップ周辺に当時
の栄華を偲ばせる60余りの石造寺院や都城がアンコール遺跡として
残っている。
近年のカンボジアは、100年近いフランスの統治から独立を果たしたものの
1953年にシアヌーク国王のもと王国として完全独立したが、ベトナム戦争
やクーデターなどが相次ぎ国内の混乱が続いた。
1975年のポル・ポト政権成立は、ベトナムとの関係を悪化させ、内戦をさら
に悲惨なものとした。
ついにカンボジア紛争の解決に国連が乗り出し、UNTACを設立。1991年に
はシアヌーク殿下がカンボジアに帰還・復帰、1993年に新生カンボジア王国
が誕生し、現在に至っている。
シェムリアップ
カンボジアの首都プノンペンから北西へ約315km。この町はかつてアン
コール王国の門前町として栄華を誇っていたが、その後、内戦による混乱
に陥った。近年は、町の北方にアンコール王都があるという地理的要素が
手伝って外国人旅行者が急増。アンコール遺跡巡りの拠点となっている。
シェムリアップからアンコール遺跡群までの距離は、近い遺跡で約7km、
遠い遺跡で約40kmに点在している。
移動中の車窓は、バナナやヤシの木々の間には伝統的な高床式の家々が
並び、牛の放牧や農作業ののどかで美しい風景が広がっている。
車窓を流れる農村の美しい風景を眺めていると、未舗装のでこぼこ道も苦に
ならない。
アンコール遺跡群
アンコール遺跡群はクメール帝国が王都の中核として築いた石造寺院・アン
コールワットやアンコールトムに代表される。
この遺跡群は東京23区に匹敵するほどの範囲に広がる。
これらの巨大寺院を中心に何十もの建築物が造られた後、帝国の衰退ととも
に密林の奥に忘れ去られる。それが19世紀にフランス人によって発見され、
一躍脚光を浴びることとなった。
1992年には世界文化遺産にも登録されている。

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