スペイン アンダルシア コルドバの大聖堂(メスキータ)
アンダルシア コルドバ
コルドバは後ウマイヤ朝時代(756〜1031年)に、首都として空前の繁栄
を謳歌したイスラムの古都。後ウマイヤ朝の崩壊でコルドバは衰退。
レコンキスタ(国土回復運動)で南下するキリスト教勢力に、アンダルシア
の町は次々に奪還される。再び活気を取り戻すのはコロンブスの新大陸
発見後(1492年〜)。
メスキータ
コルドバの地にイスラム王朝、アブデラマン1世の命で786年に建設が始
まり、その後、歴代のカリフ(イスラム世界の盟主)によって増改築された
歴史を持つ世界最大級のモスク。
大聖堂
モスク・メスキータは13世紀前半にコルドバの地がキリスト教徒勢力に
奪還された後、モスクの中にカテドラル(大聖堂)を造る工事を開始、長期
間(約240年間)にわたったため、改造部分はゴシック、ルネッサンス、バ
ロックの各様式が混在。
オレンジの中庭
メスキータと大聖堂の敷地は、「モスク・大聖堂」の部分と「オレンジの中庭」
で構成されている。モスク・大聖堂は幅約130m、奥行きは約180m。オレ
ンジの中庭は、幅約130m、奥行き約60m。
ローマ橋
ローマ帝国初代皇帝アウグストウスの時代にグアダルキビール川に架け
られ、破壊と改修が繰り返された。アンダルシアには数少ないローマ遺跡
の一つ。16のアーチが連なる全長約200mの大型橋。
カラオラの塔
ローマ橋の門となっているイスラム時代の要塞塔。現在はアル・アンダル
ス博物館となっている。
サン・ラファエルの勝利記念塔
16世紀に大天使、サン・ラファエルが宗教関係者の前に現れ、コルドバを
保護することを誓って以来、コルドバ市民のサン・ラファエルへの信秦が始
まったとされる。
スペイン・コルドバ歴史地区(世界文化遺産・1984年に登録)
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