日本経済新聞/プラス1の「何でもランキング2017/雛飾り」で1位

伊豆・雛のつるし飾りまつり(写真撮影:2009)
伊豆の稲取温泉に江戸時代後期から伝わる、娘の成長を願って手作りした
「つるし飾り」の風習を受け継いだひなまつり。
日本三大つるし飾り
今では関東地方各地で見られる「つるし飾り」ですが、この雛の和裁細工の
さげ物の風習は全国でも珍しく、九州柳川地区では「さげもん」、山形酒田地区
では「傘福」、伊豆稲取地区では、「雛のつるし飾り」と呼ばれており、この三地
区には歴史的な背景や由来、文献等、つるし飾りが残っております。
つるし飾りの歴史
雛のつるし飾りの風習は、江戸時代後期の頃を発端に「これは稲取独自の
伝統の飾りのも」でその起源はさだかではありませんが、明治生まれのおばあ
さんが子供の頃からつるし飾りがあったと言いますからその歴史はゆうに百年
を越えるものと思われます。子や子孫の成長を願う優しい暖かい心を込めた稲
取独自の風習で、女の子の健やかな成長を願って手作りされ、意味や決まりご
とを守りながらこの町独自の和裁細工として現在まで受け継がれてきました。
【稲取温泉旅館協同組合の「雛のつるし飾り・案内しおり」から抜粋・転載】
3秒間隔で画面(合計32ファイル)が自動的に切り替わります