フランス プロバンス ポン・デュ・ガール(ローマ水道橋)
1世紀半ばごろ、ユゼス付近にある水源からニームまで飲料水
を運ぶために、全長50kmに及ぶ導水路が建設された。
ユゼスとニームの標高差はわずか17m(12mとも)しかなく、
微妙な傾斜を保つため山を迂回し谷を越える必要があった。
ポン・デュ・ガールは、その導水路の一部で、ガルトン川を越え
るための水道橋。
橋は高さ:49m、長さ:275mで、3層のアーチ構造。
アーチは同じサイズに揃えられ、石の大きさも統一されている。
最上部が導水部で、最下層が通路になっている。
6世紀ごろには橋は使われなくなり放置されていたが、現在も
ほぼ完全な姿で残り、当時の技術力の高さを示す貴重な資料と
なっている(世界遺産登録の狙いと評価)。
精密測量機器や大型土建機械の無い時代に、このような精巧な
大型構造物が建造できたことは驚きであり不思議ですね。
フランス ポン・デュ・ガール(世界文化遺産・1985年登録)
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