フランス・ベルサイユ宮殿
ベルサイユは、もともとはルイ13世の狩猟の場で、小さな館と村落があった場所。
世を継いだルイ14世が、1661年に、ここに宮殿を造ることを決意。
宮殿建築がほぼ完成をみたのが1682年。ルイ14世はこれに伴い、宮廷を
パリのルーブル宮からベルサイユに移し、王自身も移り住む。絢爛豪華な宮殿と
広大な庭園をもつベルサイユは、のちのルイ15世、16世の時代まで王政の
中心地となり、世界に名を轟かせることになる。
鏡の回廊
大居室と王妃の居室をつなぐ回廊は、1686年に完成。
公式祭典や大使の謁見などに使われた。
庭園側は大きな高窓で、ここから広大な庭園を見渡すことができる。
廊下をはさんだ向かい側には、高窓と対をなす鏡、ボヘミア・クリスタルの
シャンデリア、黄金の燭台など華やかな調度品が飾られる。
王妃の寝室
王妃の寝室は歴代の王妃が使用し、写真は16世王妃マリー・アントワネット
時代のもの。
王室礼拝堂
宮殿の建設を始めてしばらくは、まったく礼拝堂の建設には興味を示さなかっ
たルイ14世が、王妃マリア・テレサを亡くした後に結婚した信心深いマントノン
夫人の影響で、1869年についに礼拝堂の建設を決めた。完成は、1710年。
ベルサイユ宮殿と庭園(世界文化遺産・1979年登録)
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