フランス・シャルトルの大聖堂(ノートルダム大聖堂)
シャルトルはパリの南西90kmに位置し、ローマ支配の時代から
繁栄し、信仰が根付いていた古都。
ゴシック様式とロマネスク様式の2本の尖塔が印象的な聖堂。
ステンドグラスが太陽の日差しを受けるとシャルトル・ブルーと呼ばれ
る淡い青い光が堂内に満ち、幻想的な世界をつくりあげる。
スライドショーの西側正面のステンドグラスは、午後3時頃に撮った
写真で、太陽の日差しが最も強く、ひときわ輝いている。
ステンドグラス
ステンドグラスは、大聖堂における彫刻と絵画の役割を果たしており、
信者たちに聖史、福音書、聖人の伝記、教訓的な伝説等について語り、
宗教的な建造物に色彩をもたらしている。
西正面のバラ窓(13世紀)は最後の審判を描いており、身廊の高窓の
ステンドグラスは預言者、使徒、殉職者、証聖者を、側廊のステンドグ
ラスは聖書や聖人の伝記から引用された場面を語っている。
美しき絵硝子の聖母
1194年の火災を免れたこのステンドグラスは、12世紀にサン・ドニ工房
で制作されたもの。シャルトル・ブルーの代表作。
大聖堂の略史
743年:最初の教会堂に対する、アキテーヌ公による略奪と放火。
858年:二番目の教会に対するノルマン人による破壊。
876年:司教ジルベールにより建設、三番目の教会を落成。
シャルル王が聖遺物(聖母マリアが生前に着ていたヴェール)を
寄進、シャルトルは全ヨーロッパの巡礼の地になった。
1020年:この三番目の教会の火災。聖フュルベールに促されて、
建築家ベランジェがクリプト(聖堂の地下)を再建、
拡張し、その上に新しい教会堂を建てた。
1150年:北塔の完成。
1150〜1160年:王の扉口の建設。
1194年:火災により再び、ファサード(西正面の彫刻群)、塔、クリ
プトをのぞいた建物が破壊。
1220年:ヴォールト(アーチの原理を利用して造られた屋根や天
井)工事の完了。
1260〜1520年:現在の大聖堂の聖別、聖ピア礼拝堂の増築、
北の尖塔、内陣の周囲など再建・拡張し、ほぼ現在の姿に。
西側正面の左右非対称の2つの尖塔は、
向かって右がロマネスク様式の名残をとどめる12世紀の旧鐘塔
(南塔)、左が16世紀に再建されたゴシック様式の新鐘塔(北塔)。
フランス・シャルトルの大聖堂(世界文化遺産・1979年登録)

フランス・シャルトルの大聖堂(1)

スライドショー・フランス シャトルの大聖堂(2)

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