スライドショー・フランス モンサンミッシェル デジカメ写真

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フランス・モンサンミッシェル 
ノルマンディとブルターニュの境にある陸続きの島。
708年、オベール司教が、「岩山の上に修道院を建てよ」との聖ミカエル
のお告げの夢を見たことによって、ここに修道院を造ることを決意。
こうして、海に囲まれた小高い岩山の上に小さな礼拝堂を建てたのが
始まり。10世紀末にはベネディクト派の修道院として威信を高め、巡礼者
たちが多く訪れるようになり、規模は少しずつ拡大していった。
英仏百年戦争(1337〜1457年)の際は要塞として機能。海に囲まれて
いるうえ、早い潮流と潮の干満による水位の差に、イギリス軍は攻めあぐ
ね、ついに一度も陥落することはなかった。
修道院は一時荒廃し、18世紀のフランス革命後は監獄に転用され、19
世紀にナポレオンの勅命で廃止されるまで続いた。
かつては満潮時には島全体が海水に囲まれていたが、1870年に本土
と島をつなぐ水没しない道路が完成し、行き来が簡単になった。

モンサンミッシェルとその湾(世界文化遺産・1979年登録)