スライドショー・トルコ カッパドキア カイマクル地下都市 デジカメ写真

カッパドキア・カイマクル地下都市
詳しい歴史は分かっていないが、地下都市は6〜9世紀にこの地に住むキリスト
教徒たちが、しばしば侵入してくるアラブ系民族の脅威から逃れるために造ったもの
とされている。

カッパドキアには発掘されていない場所を含めて約35ヶ所の地下都市があり、代表
的な地下都市のカイマクルは深さ65m・8階におよぶ巨大もの。公開されているのは
地下4階まで。
各階の迷路のような内部は、背をかがめて歩かねばならねいほどの狭い通路や階段
で結ばれており、いたるところに居室や台所、穀物の貯蔵庫、ワインを作る穴などの
生活環境が整っている。
また、地表から地底の貯水槽まで垂直に延びる換気口や退避用のトンネルが完備さ
れ、学校、教会、集会所まで都市機能に必要な施設はすべて備わっている。
この巨大な地下都市では、1万5000人が息を潜めて暮らしていたという。
通路の要所には敵が侵入した際に通路を塞ぐための円形の巨大な石(直径1.2m、
厚さ0.3mくらい)の扉が仕掛けられている。
トルコ・カッパドキア(世界複合遺産・1985年登録)

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