ブルーモスク(正式名称:スルタン・アフメット・ジャーミー)
オスマン帝国第14代のスルタン・アフメット1世(在位期1603年〜1617年)により建設
され、イスタンブールで最も美しい寺院といわれている。
高名な天才建築家であるシナンの弟子の一人、メフメット・アーの監督により、1609年に
着工され、1616年に完成した。
14歳で権力の座についてからの14年間、スルタンとしての手腕を多方面で発揮した
アフメット一世は、身を捧げて取組んだこのモスクの完成から数週間後、癌で28歳の若
すぎる生涯を閉じた。
高さ43m、直径23.5mの大きなドームの四方を半円ドームが取り囲み、そのまた周囲
を小さな円形のドームが取り囲んでいる。
その前にはドーム群とほぼ同じ面積を持つ内庭があり、小さなドームが連なった回廊で
囲まれている。
庭に面して2本、ドームの周りに4本の合計6本のミナレット(尖塔)がそびえている。
内装に関しても他の追随を許さない不思議な美しさ誇っている。
全世界で「ブルー・モスク」の名で知られる理由も、壁とドームに用いられた青と緑を基調
にした美しいイズニック・タイルやフレスコのためである。
イスタンブールの歴史地域(世界文化遺産・1985年)
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