名前(写真) 生 薬 名 科 名 効   能 利 用 方 法
アオツヅラフジ 木防巳(もくぼうい) ツヅラフジ 利尿(木部・根・果実) 乾燥した根やつる5〜10gを煎服
アキカラマツ 高遠草(たかとうぐさ) キンポウゲ 腹痛、下痢(地上部) 天日乾燥した粉末を1回0.5g水で服用
アケビ 木通(もくつう) アケビ 打撲、利尿、腎臓炎などのむくみ(茎) 天日乾燥後、腎臓炎などのむくみには1日10〜15gを煎服
アサガオ 牽牛子(けんごし) ヒルガオ 下剤(種子) 粉末0.2〜0.3gを服用
アシタバ なし せり 高血圧予防(若葉) 20〜30gを煎服
アマドコロ 萎ずい(いずい) ユリ 強勢、強壮(根芽) 天日乾燥後、1日5〜10gを煎服
アロエベラ アロエ アロエ 緩下、健胃(葉肉、葉皮) 苦味がなく、葉肉が厚いので良く利用される
イカリソウ 淫羊霍(いんようかく) メギ 精力減退、疲労、倦怠(地上部) 天日乾燥後、8〜10gを煎服
イチジク 無花果葉 クワ 血圧降下(葉) 天日乾燥後、20gを煎服
イチハツ 鳶尾根(えんびこん) アヤメ 吐剤、下剤(根茎) 乾燥粉末を1回1〜4gを服用
イチョウ なし イチョウ 高血圧(葉) 天日乾燥後、薬用茶
ウド 独活(どくかつ) ウコギ 頭痛、風邪、神経痛(根) 陰干し後、5〜10gを煎じて服用
ウマノスズクサ 土青木香 ウマノスズクサ 解毒、傷薬(根)、せき止め(葉) 天日乾燥後、3〜10gを煎じて服用
オケラ 白術(びゃくじゅつ) キク 健胃、利尿(根茎) 風乾後、10gを煎じて服用
オトギリソウ 小連翹(しょうれんぎょう) オトギリソウ 切り傷、神経痛、腰痛(地上部) 天日乾燥後、切り傷には3〜10gを煎じて患部につける
オヘビイチゴ 五葉草、蛇含(じゃがん) バラ 腹部のおでき(全草) 天日乾燥後、5gを煎じ、患部を洗う
オミナエシ 敗醤(はいしょう) オミナエシ はれもの、解毒、利尿(根) 天日乾燥後、2gを煎服
オランダイチゴ なし バラ 滋養強壮(果実) 生食またはイチゴ酒
カキドウシ 連銭草(れんせんそう) シソ 排尿困難、小児のかん、虚弱性(地上部) 陰干し後、1日5gを煎じて服用
カラタチ きこく ミカン 健胃(未熟果) 10gを煎服
カラムシ なし イラクサ 利尿(根) 天日乾燥後、5gを煎じて服用
カリン なし バラ 咳止め、疲労回復(果実) 生のとりたての果実を輪切りにして薬用酒
カワラケツメイ 決明子(けつめいし) マメ 利尿(全草) 約10gを水400〜600ccで沸騰させ薬用茶として服用
カワラナデシコ 瞿麦子(くばくし) ナデシコ むくみのときの利尿(種子) 陰干し後、3〜6を煎服
カワラヨモギ 茵陳蒿(いんちんこう) キク 黄疸、皮膚炎、じんましん(花穂) 陰干し後、皮膚炎には、4gを煎じてかける
カンゾウ 甘草(かんぞう) マメ 解熱、消炎(根) 煎じた液でうがいする(単独での内服はしない)
キキョウ 桔梗根(ききょうこん) キキョウ 去痰、排膿、痰を伴う咳(根) 天日乾燥後、2gを煎じてうがいをしながら飲む
キクイモ なし キク 果糖製造(地下の塊茎) 煮物、漬物にして食べる
キダチアロエ なし アロエ 緩下、健胃(葉肉、葉皮) 「医者いらず」として古くから利用されている
キンミズヒキ 竜牙草(りゅうげそう) バラ 下痢、口内炎(全草) 天日乾燥後、1日8〜15gを煎服
クコ 地骨皮(じこっぴ) ナス 高血圧(葉)、消炎(根) 若葉を天日乾燥後、薬用茶。根は漢方処方
クスノキ 樟木(しょうもく) クスノキ 打撲傷、神経痛(根、幹) 樟脳から精製されるカンフルを軟膏にする
ケイトウ 鶏冠花(けいかんか) ヒユ 下痢止め(花穂) 天日乾燥後、4〜8gを服用
ゲンノショウコ ゲンノショウコ フウロソウ 下痢、便秘、腫れ物、霜焼け(地上部) 陰干し後、20gを水40mlで煎じて服用
ゴシュユ 呉茱ゆ(ごしゅゆ) ミカン 健胃(果実) 中国から江戸時代に渡来、漢方薬に用いられる
コノテガシワ 種子:柏子仁(はくしにん)、葉:側柏葉 ヒノキ 下痢、精力減退、不眠症(種子、葉) 天日乾燥後、下痢には側柏葉を5g煎服
サルナシ なし マタタビ 滋養強壮(果実) 生食または薬用酒
サンシュユ 山茱英(さんしゅゆ) ミズキ 疲労回復・強壮(果実) 果実を使って薬用酒
サンショウ 山椒(さんしょう) ミカン 胃腸障害、冷え性(果実、葉) 陰干し後、5〜10gを煎服
サンセベリア なし リュウゼツラン マイナスイオンを出す植物として有名になった
シークヮーサー なし ミカン 咳止め、血圧降下(果実) 沖縄の長寿村の健康の秘訣として話題なった木
シオン 紫おん(しおん) キク せき止め、去痰(根) 天日乾燥後、3〜10gを煎服
シソ 紫蘇葉(しそよう) シソ かぜ(葉) 天日乾燥後、6〜10gを煎服
シャクヤク 芍薬(しゃくやく) ボタン 筋肉の痙攣、腹痛(根) 天日乾燥後、3gを煎服
ジャケツイバラ 雲実(うんじゅつ) マメ 解熱、止痢薬(種子) 天日乾燥後、12gを煎服
ジャノヒゲ 麦門冬(ばくもんどう) ユリ 精力減退、疲労、倦怠、咳(塊根) 天日乾燥後、5〜15gを煎服〜10gを煎服
セイヨウノコギリソウ 蓍(し) キク 健胃、強壮(全草) 天日乾燥後、5〜15gを煎服
セリバオウレン 黄連(おうれん) キンポウゲ 健胃、整腸(根茎) 天日乾燥後、3〜5gを煎服
センダン 苦棟子(くんれんし) センダン ひび、あかぎれ、しもやけ(果実) 熟した生の果実の果肉をすりつぶして塗布
ツリガネニンジン 沙参(しゃじん) キキヨウ 咳止め、去痰、健胃(根) 天日乾燥後、8〜12gを煎服
ツルドクダミ 何首烏(かしゅう) タデ 緩下(塊根) 天日乾燥後、5〜7gを煎服
ツワブキ なし キク 健胃、下痢(根茎) 10g〜20gを煎服
テイカカズラ 絡石(らくせき) キョウチクトウ 扁桃腺炎、関節痛(茎葉) 5〜10gを煎服
テンダイウヤク 天台烏薬(てんだいうやく) クスノキ 健胃(根) 天日乾燥後、5〜10gを煎服
テンチャケンコウシ なし バラ のどの痛み、花粉症(地上部) 天日乾燥後、水1lに2gを入れ5分間煮出す
トウゴマ 蓖麻子(ひまし) トウダイグサ 下剤(種子) ヒマシ油を10〜20ml
ドクダミ 十薬(じゅうやく) ドクダミ 利尿、腫れ物、高血圧予防(地上部) 天日乾燥後、20〜30gを煎服または薬用茶
トモエソウ 黄海棠(おうかいどう) オトギリソウ 止血、はれもの(全草) 天日乾燥後、5〜10gを煎服
ナタマメ 刀豆(とうず) マメ 咳、病後の栄養料(種子) 刻んで干した種子5〜10gを300ccの水で煎服
ナンテン 南天実(なんてんじつ) メギ 咳止め(果実) 天日乾燥後、5〜10gを煎服
ヌルデ 五倍子(ごばいし) ウルシ 下痢、止血(虫瘤) 蒸した後乾燥させ、10〜15gを1日に3回に分けて服用
ネムノキ 合歓皮(ごうかんひ) マメ 関節炎、腰痛、打ち身(樹皮、花) 天日乾燥後、10〜15gを煎服
ハギ なし マメ 頭痛、のぼせ、めまい(根、葉) 天日乾燥後、5〜10gを煎服
ハマゴウ 蔓荊子(まんけいし) クマツヅラ 神経痛、手足の痺れ(果実、枝葉) 天日乾燥後、400gを浴湯料とする
ハンゲショウ なし ドクダミ 利尿、はれもの(全草) 天日乾燥、10〜15gを煎服
ヒオウギ 射干(しゃかん) アヤメ 扁桃炎、去痰(根茎) 天日乾燥後、5〜10gを煎服
ビルベリー なし ツツジ 眼精疲労回復(果実) 生食
ビワ 枇杷葉 バラ 暑気あたり、食中毒(葉) 天日乾燥後、10gを薬用茶で服用
フジバカマ 蘭草(らんそう) キク 神経痛、糖尿病、皮膚のかゆみ(全草) 天日乾燥後、4〜5gを煎服
ヘクソカズラ なし アカネ 霜焼け、ひび、あかぎれ(果実) 熟した果実をつぶし、患部に塗る
ホオノキ 厚朴(こうぼく) モクレン 利尿、去痰、神経性胃炎(樹皮) 天日乾燥後、5〜8gを煎服
ホップ なし クワ 健胃、鎮静、利尿(果穂) 天日乾燥後、2〜5gに熱湯を注ぎ飲む
ミシマサイコ 柴胡(さいこ) セリ 食欲不振、健胃(頭花)胃炎、高血圧(根) 漢方薬に処方(小柴胡湯、大柴胡湯)
ミョウガ なし ショウガ 食欲不振(花茎) 花茎(ショウガの子)を生食
メギ しょうぱく メギ 胃炎、眼疾患(茎、根) 天日乾燥後、胃炎には2〜4gを煎服
メグスリノキ なし カエデ 目薬(樹皮、小枝、葉) 天日乾燥後、3〜5gを煎じた液で洗う
モクレン 辛夷(しんい) モクレン 蓄膿症、鼻炎の鎮痛(蕾) 天日乾燥後粉末にし、6g服用
ヤツデ なし ウコギ リュウマチ(葉) 天日乾燥後、浴湯料
ヤマノイモ 山薬(さんやく) ヤマノイモ 滋養強壮、疲労回復(根) 天日乾燥後、5〜10gを煎服
ヨモギ 艾葉(がいよう) キク かぜ、頭痛、出血(茎、葉) 天日乾燥後、25gを煎服
ヨモギギク なし キク 食欲不振、健胃(頭花) 陰干し後、5〜10gを煎服
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【広島市植物公園の薬用植物展示会(2006.10)より】